広島は30日、広島県警察が矢野雅哉内野手(27)と前川誠太内野手(23)の居宅等の捜索を行った事実を明かし、捜査への全面協力する旨と前川の出場選手登録を抹消することを決めた。 今年1月に羽月元広島選手が「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物エトミデートを使用したとして逮捕、起訴され、拘禁刑1年執行猶予3年(求刑拘禁刑1年)の判決を言い渡された。その後、一部週刊誌報道を受け、矢野が出場選手登録を抹消された。 鈴木球団本部長は「令状を我々が見ているわけではないですが、一連の流れの捜査だと思います」と説明し「一連の捜査の一環として、それが進展なのかどうか分からない。現実的に捜索があったということ。そういうことがあったので、前川については抹消した方がいいだろうと判断した」と続けた。 チームはこの日、午前11時から午後2時までマツダスタジアムで全体練習を行い、グラウンドに前川の姿はなかった。新井監督は「明日から後半戦が始まるときに、このような形でみなさまにご迷惑をおかけして本当に申し訳ない限りです」と頭を下げた。松田球団オーナーも「驚いている。ショックが大きい。キャンプの前、後半戦始まる前にこういう問題が起きて、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪。続けて、前日29日の球宴で敢闘選手賞を受賞した岡本の姿を挙げながら「一生懸命に頑張っている選手も疑いの目が向けられることが、つらい」と涙を浮かべた。