逮捕の男「昨夏に絞殺」と供述 不明女性、交際トラブル警察相談

愛知県一宮市で乗用車から女性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された藤井貴也容疑者(24)=同県豊田市=が「昨年夏ごろ、首を絞めて殺した」との趣旨の供述をしていることが18日、捜査関係者への取材で分かった。遺体は行方不明になっている元交際相手の岐阜県の女性(19)とみられ、愛知県警一宮署捜査本部は、交際のもつれが事件に発展した可能性があるとみて調べる。 捜査関係者によると、女性は昨年の初めごろから、交際を巡るトラブルを岐阜県警に複数回相談していた。女性は8月ごろに行方が分からなくなったとみられる。 司法解剖の結果、遺体は20歳前後で死後数カ月以上が経過。目立った外傷はなく、死因は判明しなかった。 女性の親が今月14日、岐阜羽島署に行方不明届を提出。岐阜県警から16日に情報提供を受けた愛知県警が、藤井容疑者の親族名義の車を調べ、トランクから遺体を発見した。 車は容疑者の以前の居住地に近い一宮市の路上に放置されていた。長期間駐車しても不審に思われにくい地点を選んだ疑いがある。

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