交際相手の男性の指を切断したなどとして、大阪府警曽根崎署は23日、大阪市北区の無職、佐藤紗希容疑者(23)を傷害の疑いで逮捕したと発表した。府警は容疑者が男性を軟禁状態にしたうえ、暴行を繰り返していたとみている。 逮捕容疑は2024年9~25年1月、交際相手の男性(21)の左手の薬指をおので切り落としたり、左乳首をはさみで切断したりするなどの暴行を加え、大けがをさせたとしている。「男性が自分で切断した」などと容疑を否認しているという。 署によると、容疑者から25年1月に「別れ話でお互いに暴力を振るった」と110番があった。警察官が容疑者宅を訪れたところ、冷蔵庫でガラス瓶に入れられた左手の薬指があるのを発見。男性は「浮気を疑われて切られた」などと説明したという。 2人はSNS(ネット交流サービス)で知り合い、24年7月から同居していたという。男性は現金やスマートフォンを取り上げられ、軟禁状態にあったとみられる。 署は2~3月に容疑者を傷害容疑で3回逮捕し、21日に大阪地検が起訴した。【松原隼斗】