福島県相馬市の50代女性から25日までに、警察官を名乗る男らから電話を受け、現金や暗号資産計1166万円分をだまし取られたと、相馬署に届け出があった。同署は詐欺事件とみて調べている。 同署によると、女性の携帯電話に4月上旬ごろ、楽天カスタマーセンターの職員と名乗る男から「あなた名義のカードが作られて使われた可能性がある」と電話があった。その後、警察官や検察官を名乗る男から電話や通信アプリで「あなた名義の口座も作られ、詐欺の被害者から多額のお金が振り込まれている。あなたを逮捕して取り調べる必要がある。逮捕されたくなければオンラインでの調査に協力してください」などと言われ、暗号資産の口座を作るよう求められ、複数回に分けて1千万円相当を送金した。4月中旬ごろには調査名目として指定された銀行口座に166万円を振り込んだという。