「会えないなら家に火を」 女性宅に放火疑い 63歳男を逮捕 鳥羽署 三重

【志摩】面識のある女性の住宅に放火して全焼させたとして、三重県警鳥羽署は2日、現住建造物等放火の疑いで、志摩市大王町船越、無職向井良喜容疑者(63)を逮捕した。 逮捕容疑は先月30日午後8時40分ごろ、同市大王町波切の40代女性宅に火を付け、木造平屋建て住宅を全焼させた疑い。「(女性に)会えないなら家に火を付けてやろうと思った」と容疑を認めている。 県警によると、火は約3時間後に消え、けが人はいなかった。女性は3人暮らしだったが、当時は県警から指導を受けて自宅から避難していた。他の2人は外出中で無事だったという。 向井容疑者は女性にナイフを示して脅迫したなどとして、先月12日に暴行と暴力行為法違反の疑いで逮捕され、同22日に伊勢簡裁から罰金20万円の略式命令を受けて釈放されていた。 その後、女性に好意を示す手紙を送ったことで同30日、県警からストーカー規制法に基づくつきまとい行為などの禁止命令を受けた。「警察からストーカーとして扱われて腹が立った」などと話しているという。

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