同乗者が出頭 「パニックになった」と供述 横須賀の多重事故

神奈川県横須賀市で5日、車9台が絡む多重事故が起き、乗用車を運転していた30代男性が道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕された事件で、この車に同乗して事故後に逃走していた20代男性が5日夜、横浜市内の警察署に出頭した。 県警横須賀署によると、同乗の男性は「事故の衝撃でエアバッグが開き、口などを切って血が出たのを見てパニックになった」と話しているという。 横須賀署は、同乗男性についても道交法違反(酒気帯び運転同乗)の疑いで在宅のまま調べる方針。 事故は5日午前11時15分ごろ、横須賀市大滝町2の県道で発生した。乗用車が路線バスに追突後、バックした際に後方の車にも衝突。さらに対向車線にはみ出し、別の車と正面衝突した後、元の車線に戻り別の路線バスなどに追突したという。 この事故で、バスの乗客ら8人がけがをした。 乗用車を運転し、現行犯逮捕された男性は「飲酒運転をしたことに間違いありません」と容疑を認めたという。横須賀署は、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の適用も視野に捜査している。【三浦研吾】

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