元経産省官僚で内閣官房参与も務めた慶大大学院教授の岸博幸氏は4日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に出演し、神奈川県横須賀市の京急線横須賀中央駅近くの県道で5日に起きた多重事故をめぐり、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕された、乗用車を運転していた男(31)について「本当に許しがたい」と指摘した。 男が運転していた乗用車は、1度路線バスと衝突した後、そのまま対向車線の車などにぶつかりながら数百メートル走り、別のバスに突っ込んでようやく停止した。この事故には計9台が絡み、8人が負傷した。男の呼気からは、基準値の約3倍のアルコールが検出されたという。逮捕容疑は5日午前11時15分ごろ、横須賀市内の県道で酒気帯び状態で運転し、乗用車や路線バスと衝突した疑い。事故現場は駅近くの繁華街の道路で、当時、多くの通行人や通行車両がおり、一歩間違えば大惨事につながりかねない出来事だった。 この日番組をお休みしたフリーアナウンサー宮根誠司に代わり、MCを務めた読売テレビの西山耕平アナウンサーに「ゴールデンウイークのにぎわいの中で、時速100キロも出ていたのではないかと専門家の方もおっしゃっている。避けようがないんですよね」と問われた岸氏は、「あんなに狭い道で人が多いところで、こんなスピードでは(事故になるのは)避けようがないから、許しがたいですね」と、指摘していた。