「自動音声が大きく集中して本が読めない」 駅の非常停止ボタン繰り返し押したか 警備員の男逮捕 大阪・八尾駅

大阪府八尾市にあるJR八尾駅のホームで、非常停止ボタンを繰り返し押して、電車を止めるなどしたとして、警備員の男が逮捕・送検されました。男は動機について「電車内の自動音声の音量が大きく、集中して本が読めなかった」などと話しているということです。 偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは、八尾市に住む警備員の男(50)です。 男は4月10日と17日、JR八尾駅のホームに設置されている非常停止ボタンを、異常が無いのに複数回押すなどして電車を停止させ、JRの業務を妨害した疑いが持たれています。 警察によりますと、以前から非常停止ボタンを押されるいたずらが起きていたことから、防犯カメラなどを捜査したところ、男の犯行が浮上したということです。 男はいずれも容疑を認めた上で、10日の事件については「ホームに人がたくさんいるのに、車掌が注意喚起をせずにドアを閉めて腹が立った」、17日の事件については「日本語や英語、中国語、韓国語のそれぞれの言葉で流れる自動音声の音が大きくて集中して本が読めないので腹が立ち、車掌を呼ぼうと思った」という趣旨の供述をしているということです。 男は、他にも非常停止ボタンを押したことがあると説明していて、警察が余罪についても調べています。

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