119番してすぐに無言のまま電話を切る行為を1000回以上繰り返し、消防職員の業務を妨害したとして逮捕された男性(46)について、福岡地検は起訴しないことを決めました。 男性は2023年9月から11月までの間、1000回以上にわたって自分の携帯電話から119番に発信し無言のまま切る行為を繰り返し、福岡都市圏消防指令センターの職員の業務に支障を生じさせたとして、偽計業務妨害の疑いで逮捕されていました。 男性は警察の取り調べに対し、認否を黙秘したうえで、「消防車やパトカーのサイレンに生活を妨害された」「寝不足だ」と話していたということです。 この男性について福岡地検は4月30日付で起訴しないことを決めました。 不起訴の理由について福岡地検は「諸般の事情を総合的に考慮した」とコメントしています。