元衆院議員の金子恵美氏(47)が9日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、東京メトロ南北線東大駅前で男性が切りつけられた事件で、容疑者の犯行動機について自身の思いを語った。 警視庁によると7日午後6時55分ごろ、東京都文京区の同駅ホーム上で男が刃物を振り回し、男子大学生が切りつけられるなどケガをした。警察は殺人未遂の疑いで、現場で確保した住所、職業不詳の戸田佳孝容疑者(43)を現行犯逮捕。当初は黙秘していたが、その後の調べに対し容疑を認め、過去に自身が教育熱心な親のせいで不登校になったとし、教育熱心な親たちへの警告の意味合いがあったという趣旨の供述をしていることが分かった。同駅を選んだ理由に「教育虐待を連想しやすいと思った」などとも話しているという。 容疑者の動機について、金子氏は「自分の意見とか意思、思想を示すのに暴力を手段として使うのは、法治国家においてあってはならない、許されない、都合のいいこと言うなとは言いたい」と、犯行を厳しく糾弾。一方で、「これは大前提としつつも、この動機は衝撃だなとは思っていて」とも打ち明けた。 容疑者の供述について「“子供の未来のために親はよかれと思って教育熱心になる。それが行きすぎると、反動因子になって生まれてしまう”ということですよね」と、自身の理解を口にした。 金子氏も小さい子供の母親でもある。「過度な期待をして、過度な負担を掛けることが子供にとって幸せではないということは、親はみんな分かっていながらも、その塩梅が分からなくてみんな悩んでいるという中で、こういうメッセージがあったというのは、少し考えさせられるというところは正直あった」と本音も述べた。