ビデオ通話の相手は“警察の制服姿” 980万円だまし取られる 広島県警名乗る男のニセ電話信じ「あなたの口座が犯罪に使われている」福岡

広島県警の警察官を名乗る男からのニセ電話の内容を信じ込み、福岡市の男性が現金980万円をだまし取られていたことがわかりました。 博多警察署によりますと4月25日、福岡市博多区の無職の男性(69)の携帯電話に広島県警捜査2課の警察官を名乗る男から着信があり、「あなた名義の口座が犯罪に使われています」「犯罪に加担していないことを証明するために、あなたのお金を調査する必要があります」「お金の調査が終わったら、全額返金します」などと言われました。 その後、男性はSNSに誘導され、ビデオ通話の際に男が警察の制服姿だったことや「広島県警察」の印影がある書類の画像を見せられたため、男が警察官だと信じ込み、4月26日から5月2日にかけて11回にわたり指定口座に計980万円を振り込んでだまし取られたということです。 警察はニセ電話詐欺事件として調べるとともに、 ▽「+1」や「+44」などから始まる国際電話番号を悪用したニセ電話詐欺が発生しているので、海外との電話が不要な人は発着信を無償で休止できる「国際電話不取扱受付センター」のサービスを利用しましょう。 ▽警察官が「SNSで事件の内容を伝えること」「捜査のためにお金を送金させること」はありません。 ▽「資金洗浄(マネーロンダリング)」「逮捕状」「犯人を逮捕したら」「SNSで取調べ」「資金調査」の言葉が出たら、電話をすぐに切りましょう。 などと注意を呼びかけています。

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