禁止された場所で店舗型の風俗店を営業し、性的サービスを行ったとして、いわゆるメンズエステ店の経営者ら男女3人が10日、富山県警に逮捕されました。捜査関係者によりますと、うち男1人は富山大学の准教授だということです。 風営法違反の疑いで逮捕されたのは、富山市の会社役員・宮崎稔之容疑者(39)と、団体職員・滝谷弘容疑者(49)、それに店員の19歳の女の合わせて男女3人です。 県警によりますと、宮崎容疑者らは10日午後1時ごろ、店舗型性風俗店の営業が禁止されている場所で「富山メンズエステ KOMOREBI」を営業し、男性客に性的サービスを行った疑いがもたれています。 別の事件の捜査の過程で容疑が浮上し、内偵捜査を経て逮捕に至りました。 県警は容疑者らの認否を明らかにしていませんが、捜査関係者によりますと滝谷容疑者は富山大学の准教授だといいます。 メンズエステ店をかたる営業に対しての摘発は県内では初めてで、宮崎容疑者は店の経営者、滝谷容疑者はこの店の運営に携わっていたとみて捜査しています。 店は2022年ごろから営業していて、売上は毎月1000万円ほど、総額で数億円にのぼるとみられます。 県警は3人が匿名流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」とみて、富山南警察署に捜査本部を設置し、約80人態勢で捜査しています。