札幌・豊平警察署は5月12日、住所不定・無職の少年(17)を詐欺などの疑いで逮捕しました。 少年は2025年2月、氏名不詳の人物らと共謀し、札幌市清田区に住む70代の男性からキャッシュカード1枚をだまし取り、ATMから現金100万円を引き出した疑いが持たれています。 警察によりますと、氏名不詳の人物らが区役所職員になりすまし「保険の還付金がある。銀行から電話がいく」などと男性に連絡。 その後、銀行員を名乗る人物が再度電話をかけ「あなたのキャッシュカードが使えないので、訪れる銀行員にキャッシュカードを渡してください」と伝えました。 逮捕された少年は、男性宅を訪れキャッシュカード1枚を受け取り、男性から暗証番号を聞き出したのち、金融機関のATMから現金100万円を引き出したということです。 防犯カメラの映像などから関与が浮上し、すでに別件で逮捕されていた少年を埼玉県内で逮捕しました。 調べに対し少年は「はっきりと思い出せないが、俺がやったことだと思います」と容疑を認めています。 警察は余罪を調べるとともに、組織的な犯行の可能性もあるとみて捜査しています。