SNSアプリを使ってうそのメッセージを送り、現金880万円をだまし取ったとして、名古屋市の男が13日、警察に逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、名古屋市熱田区の無職、古賀稔幸容疑者(55)です。 鹿児島中央警察署と県警組織犯罪対策課によりますと、古賀容疑者は去年8月、SNSアプリを使って、鹿児島市の40代の男性に原油の先物取り引きに必要な現金を、外貨に替えるため両替業者に渡すよう、うそのメッセージを送りました。 そして両替業者になりすました古賀容疑者が、男性から現金880万円を男性の勤務先付近で受け取り、だまし取った疑いが持たれています。 古賀容疑者は「現金を受け取ったことは間違いない」と容疑を認めているということです。 古賀容疑者は今年1月と2月にそれぞれ詐欺未遂と詐欺の容疑で福岡県警に逮捕され、起訴され勾留中でした。 被害にあった男性から警察に「現金を渡したあと、さらに現金を要求されておかしい」と被害届があり発覚しました。 警察は、古賀容疑者がいわゆる「受け子」役だったとみて、共犯者を含め余罪についても捜査しています。