さいたま労働基準監督署で課長として勤務する52歳の男が、JR武蔵野線の車内で、女性の体を触ったとして逮捕されました。「抵抗しないので同意したと思っていた」と供述しているということです。 不同意わいせつの疑いで現行犯逮捕されたのは、埼玉県新座市のさいたま労働基準監督署で労災第一課長、丸山顕宏容疑者(52)です。 警察によりますと、丸山容疑者はきょう午前8時ごろ、JR武蔵野線の北朝霞駅から武蔵浦和駅の間で、専門学校の女子学生(10代後半)の体を触った疑いがもたれています。 丸山容疑者は通勤中で、2人の間に面識はありませんでした。 今月に入って、女性から埼玉県警の鉄道警察隊に「体を触られる被害にあっている」と相談があり、鉄道警察隊の警察官数人が、女性の周囲で警戒をしていたところ、犯行が行われたということで、丸山容疑者は、南浦和駅で現行犯逮捕されました。 取り調べに対し、丸山容疑者は「抵抗しないので同意したと思っていた」と容疑を一部否認しています。 警察は、電車内で女性の体を繰り返し触ったのも丸山容疑者の犯行とみて、余罪を捜査しています。