交通事故釈放後にひき逃げ 鳥取県警、免停処分せず

鳥取市で3月、乗用車で小学生男児(9)をはねたとして自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで現行犯逮捕された無職男(74)=鳥取県伯耆町=が送検後に釈放され、事故の3日後に島根県安来市でひき逃げをしたとして再逮捕されたことが16日、鳥取県警への取材で分かった。 男は1回目の事故で公安委員会から運転免許停止処分を受けていなかった。有識者は、警察署長による仮停止処分ができた可能性もあるとしている。 鳥取県警によると、男の逮捕容疑は3月31日、鳥取市で乗用車を運転中に横断歩道を歩いていた男児をはねた疑い。男児は頭を強く打ち、意識不明の重体となった。 県警は自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で送検したが、鳥取地検が釈放。4月3日に島根県安来市の市道で対向してきた自転車の男子高校生(15)をはねて逃走したとして、島根県警が同11日、同法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで再逮捕した。男子高校生は脚を打撲する軽傷を負った。

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