首都高速道路でトラックが乗用車に衝突し、6人が死傷した事故で、過失運転致死傷の罪に問われたトラック運転手の降籏紗京被告(29)の初公判が20日、東京地裁で開かれ、降籏被告は起訴内容を認めました。 この事故は去年5月、埼玉県戸田市の首都高速・美女木JCT近くで、渋滞で止まっていた乗用車に大型トラックが突っ込み、追突された乗用車に乗っていた3人が死亡、3人がケガをしたものです。 トラックを運転していた降籏被告が現行犯逮捕され、過失運転致死傷の罪で起訴されました。 捜査関係者によりますと、降籏被告は逮捕後の警視庁の調べに対し、「熱が38℃くらいあった」「風邪薬を飲んで運転した」と話していたということです。 事故をめぐっては、降籏被告が当時勤務していた運送会社「マルハリ」の元社長の男性が、降籏被告から体調が悪いと報告を受けていたのに、代わりの運転手を用意するなどの対応を怠ったとして業務上過失致死傷の疑いで先月、警視庁に書類送検されています。