「女性に一方的に話すことに性的興奮」レターパック“依頼主欄”を「隠し撮り」…女性に電話し待ち合わせ強要 郵便局員の能勢陽一容疑者(39)逮捕

レターパックを悪用し、強要未遂などに及んだ疑いで日本郵便の社員が逮捕されました。 日本郵便の社員・能勢陽一容疑者(39)は蒲田郵便局で働いていたということで、レターパックに書かれていた女性の電話番号を悪用し、待ち合わせを強要した疑いが持たれています。 捜査関係者によりますと、被害に遭ったのは航空会社への内定が決まっていた大学生の女性です。 能勢容疑者は2025年1月、被害女性が内定先の航空会社宛てに出したレターパックに書かれていた携帯番号をスマホで撮影。 別の日に非通知で女性に電話をかけ、「あなたの家を盗撮しているものです。あなたの盗撮動画をアップしてもいいですか?やめてほしいなら、あした蒲田の駅で待ち合わせしませんか?」と要求したといいます。 この電話の際に悪用したのは女性の携帯番号だけではありませんでした。 レターパックに書いてあった情報を悪用し、「住所は○○」、「名前は○○」など次々と個人情報を言い当てたということです。 押収された能勢容疑者のスマホからは、他にも100人分以上のレターパックの写真が見つかっていて、警視庁は余罪があるとみています。 レターパックの依頼主欄への記入は、住所と名前、電話番号について全て任意となっています。 街の人は「信用できなくなっちゃう、郵便局員に対して」「(依頼主の欄が)任意と知らなくて、絶対書かなきゃいけないと思って」「今の(事件を)聞いたら、やめようと思いました」と話しました。 現役の客室乗務員に話を聞くと、今回の事件と同様、内定後のやり取りでレターパックを使用したといいます。 現役の客室乗務員: (Q.内定の時は?)指定でそれ(レターパック)が入っているのを送り返すだけみたいな感じです。なんか送りにくくなりますよね。 能勢容疑者と同じ蒲田郵便局で働く配達員は「本当に情けないというか、申し訳ない気持ちでいっぱいですね」と嘆きます。 調べに対し、能勢容疑者は「4〜5年前から始めていて、女性と話すきっかけがほしかった。相手の反応に興味はなく、女性に一方的に話すことにドキドキして、性的興奮を覚えたので繰り返した」と供述し、容疑を認めているといいます。 日本郵便は「事実と判明した場合は厳正に対処いたします」とコメントしています。

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