自営業の女性宅へ侵入し、現金約1億円などを盗んだとして、大阪府警捜査3課と黒山署は26日、住居侵入と窃盗の疑いで、いずれも住居不定で職業不詳、落合丈（じょう）容疑者（23）と田村武士容疑者（34）を逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。 府警によると、両容疑者と被害女性に面識はないとみられるが、女性宅の鍵を入手していた可能性があり、匿名・流動型犯罪グループ（トクリュウ）の関与を視野に調べを進めている。 逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀して昨年8月下旬、大阪府内の女性宅に侵入し、現金1億円や記念硬貨6枚が入った金庫（計1万7千円相当）を盗んだとしている。 同課によると、女性は当時施錠した上で1時間ほど外出していたが、帰宅すると鍵が壊されることなく開錠され、金庫が持ち去られていた。現場付近の防犯カメラ映像から両容疑者の関与が浮上したという。