「これは事件にならないよ」「男と女の問題だから警察は立ち入れない」 最悪のストーカー殺人を引き起こした警察の信じられない対応

5月28日、川崎市内の女性死体遺棄事件で逮捕されていた容疑者を神奈川県警は、ストーカー規制法違反の疑いで再逮捕した。遅きに失したとの見方が強いが、このいわゆる「川崎ストーカー事件」を巡っては、警察の対応への批判的な意見と共に、被害者側に対して厳しい意見もある。もっときちんと被害を訴えなければ警察は動けなかった、自分の身は自分で守ることも大切だなどなど。 刑事事件の場合、そして新聞やテレビのような記者クラブ加盟社が伝える場合、往々にして警察側の視点が情報のメインとなる。従って、仮に警察に落ち度があったとしても、それが薄められることは珍しくない。 被害者側にミスがあったとしても、殺人を「仕方がない」と片付けることが許されないのは言うまでもないが、そもそも今回の事件についても、広まっている情報がどこまで本当なのか、警察側に都合の良い情報が強調されていないか、という視点は必要だろう。

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