殺人容疑で新たに逮捕状 ひき逃げ手配の容疑者 大分県警

大分県別府市の交差点で2022年6月、バイクに乗っていた男子大学生2人が車に追突され死傷したひき逃げ事件で、県警は2日、道交法違反(ひき逃げ)容疑で指名手配していた八田與一容疑者(28)について、新たに殺人と殺人未遂容疑でも逮捕状を取り、手配容疑に追加した。 死亡した学生の遺族らが、時効がない殺人容疑への切り替えを求めて署名活動を行い、23年9月に刑事告訴していた。 事件は22年6月29日夜、別府市野口原の県道交差点で発生。信号待ちをしていたバイク2台に八田容疑者が運転する軽乗用車が追突し、原付きバイクに乗っていた学生=当時(19)=が死亡、もう1人が負傷した。現場にブレーキ痕はなく、制限速度の40キロを大幅に超える速度で衝突したとみられる。 県警は事件の5日後に同容疑者を指名手配。警察庁は23年9月、「殺人に近い凶悪事件」として、道交法違反容疑で初めてとなる重要指名手配に指定していた。

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