勤務先の病院で入院患者に薬剤を飲ませて意識障害を負わせたとして、広島県警安佐南署は10日、広島市安佐南区の無職男（35）を傷害と威力業務妨害の疑いで逮捕した。 逮捕容疑は、5月12日午前7時50分ごろから8時35分ごろまでの間、介護福祉士として当時勤務していた同区のぎおん牛田病院で、入院患者の女性（79）に薬剤を混入させた茶を飲ませて数時間にわたって意識障害を負わせ、病院の業務を妨害した疑い。「だいたい合っています」と供述しているという。 同署によると、病院職員から「職員が患者に何らかの薬剤を飲ませた」と110番があり、発覚した。男は2月から病院で働き、当時は勤務中だったという。