八戸市が補助金計上を「見送り」 みちのく記念病院の元院長が理事長を務めていた社会福祉法人のグループホーム

みちのく記念病院のもと院長が理事長を務めていた社会福祉法人のグループホームについて、補助金の申請を受けた八戸市は開会している市議会で予算案の計上を見送りました。 計上が見送られたのは、八戸市の社会福祉法人「杏林会」が市内に計画しているグループホームの整備を補助する事業費です。 議会関係者などによりますと、八戸市は今月3日に開会した市議会で提案する補正予算案に当初盛り込まれていましたが、議員から難色が示され見送りとなりました。 この社会福祉法人は入院患者の殺人事件を隠蔽したとして逮捕・起訴されたみちのく記念病院の、もと院長が3月まで理事長を務めていました。 八戸市は国の補助金交付が正式に決定したあとで対応すると説明しています。 この事件巡っては、きょうの一般質問でも取り上げられ、熊谷市長が答弁しました。 ★八戸市 熊谷雄一市長 「今回の事件を地域全体の医療のあり方を改めて考える契機と捉え、市医師会や医療機関などからご意見を伺いながら、地域医療の一層の充実に努めてまいります」 八戸市保健所は現在、病院側から出された改善報告の内容を確認しています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする