工事発注の見返りに飲食代など受け取ったか 贈収賄容疑で海田町職員の男ら2人を逮捕 広島・安芸郡海田町

海田町の職員の男が、工事発注の見返りとして建設会社社長の男から、金銭を受けとっていた疑いで逮捕されました。 警察は「収賄」の疑いで海田町建設課の男(26)を、「贈賄」の疑いで建設会社社長の男(39)を逮捕しました。警察によると、海田町職員の男はおととしから去年にかけ、道路の舗装工事などを建設会社「梨真興業」に恣意的に発注。その見返りに、安部容疑者から飲食代や風俗代など約20万円分を受けとった疑いです。 海田町職員の男は、海田町建設課が発注する道路関連の公共工事について、随意契約の業者を選ぶ職務についていました。梨真興業は、2022年度まで建設課からの発注が年間数件でしたが、2023年度以降41件約1800万円を受注していたということです。 警察は、捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。また、海田町職員の男が別の工事でも同様の行為をしていた可能性があるとみて捜査しています。一方、海田町は先ほど会見を開き、陳謝しました。 ■竹野内啓佑 町長 「本町の信用を著しく失墜させる事態を生じさせたことについて、町民の皆様に心よりお詫び申し上げたいと思います。このたびは誠に申し訳ありませんでした」 海田町によると、男は高校卒業後に採用されて以来、建設課に勤務。今年2月以降、警察による任意の捜査が続けられていたことを明かしました。処分については今後の捜査の行方を踏まえ判断するとしています。 【2025年6月11日 放送】

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