80代の男性宅を訪問し、「キャッシュカードが偽造の可能性がある」などと言ってキャッシュカード2枚を盗んだとして、29歳の無職の男が窃盗の容疑で逮捕されました。 逮捕されたのは住所不定、無職の前野善紀容疑者(29)です。 高岡警察署などによりますと、前野容疑者は今年1月、仲間と共謀して滑川市内の80代の男性宅に電話をかけ、「あなた名義のクレジットカードでガソリンを入れようとした人がいる」「キャッシュカードが偽造の可能性がある」などとうそを言いました。 その後、前野容疑者は、金融庁職員になりすまして男性宅を訪問。隙を見てキャッシュカード2枚を盗み、滑川市内のコンビニATMで合わせて120万円を引き出した疑いが持たれています。 前野容疑者は、すでに5月20日、別の窃盗事件で逮捕されていました。 警察は前野容疑者が、匿名・流動型犯罪グループの一員として活動していた可能性もあるとみて、詳しく調べています。