青森県内女性、振り込み53回3千万円被害

三戸署は12日、青森県内に住む60代女性が有料サイト使用料やサイバー保険料、事件解決など四つの名目で特殊詐欺被害に遭い、4月上旬から5月中旬にかけて計53回にわたり現金を振り込み、合計3071万円をだまし取られたと発表した。 同署によると、4月2日、女性の携帯電話に「有料サイトの未納料金がある」とメッセージが届き、連絡先に電話。カワモトと名乗る男から「支払えばすぐに返金される」と言われ、指定された口座に現金10万円を振り込んだ。すぐに別の男からの電話で他の有料サイトでも未納料金があるとされ、さらに4回に分けて計40万円を振り込んだ。 翌3日には、日本ネットワークセキュリティ協会のオオタニと名乗る男から「あなたからランサムウエアに感染した人がいる」と告げられ、サイバー保険料として12回に分けて600万円を振り込んだ。 さらにオオタニから「旅行会社が損害を受けた」と補償を求められ、19回にわたり計800万円を振り込んだ。 同18日には、警視庁を名乗る男から「オオタニが逮捕された」と連絡があり、解決のために全資産を警視庁に預けるよう指示され、17回にわたり計1621万円を振り込んだ。 その後、男らと連絡が途絶えたことから被害に気付き、警察に届け出た。

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