韓国映画「ハルビン」ヒョンビン扮する主人公を支える同志3名を解説

韓国映画「ハルビン」より、ヒョンビン扮する主人公アン・ジュングンを支えるキャラクター3人にフィーチャーしたキャラクターポスター、場面写真、本編映像が公開された。 本作は“祖国独立”という使命のために中国・ハルビンへ向かったアン・ジュングン(安重根)と同志たちによる歴史的事件を再解釈したサスペンス。監督はウ・ミンホが務めた。 パク・ジョンミン扮するウ・ドクスンはアン・ジュングンを信頼し、献身的に支える役割。実在のウ・ドクスンは伊藤博文が銃弾に倒れた際に、共犯者として逮捕されてアン・ジュングンとともに裁判を受け、1915年まで服役した人物だ。演じるパク・ジョンミンは「空と風と星の詩人~尹東柱の生涯~」で若手実力派として頭角を現し、2024年に日本公開された「密輸 1970」ではクセのあるチンピラを演じた個性派。パク・ジョンミンはウ・ドクスンを演じるにあたり「残っている資料があまり多くないため、まずは監督と綿密に話し合いました。あとは残されていた裁判記録や、現在は絶版になった本に書かれたウ・ドクスンの話を参考にした部分があります」と語っている。 ウ・ミンホ監督作品に出演するのは今回で3度目となるチョ・ウジンが演じるのは、日本語が堪能で同志たちの通訳を務めるキム・サンヒョン。チョ・ウジンは1999年に舞台でデビューし、「ハード・ヒット 発信制限」では単独初主演を務めた。ウ・ミンホからは、キム・サンヒョンのイメージとして作曲家グスタフ・マーラーの写真が提示され、「本当にやせ細った鋭敏さのあふれる知識人の姿であってほしい」との要望があったという。「減量し、肉を断ち、一日一食を控えめにして、彼らが経験したであろう欠乏感、その時間をできるだけ過ごそうとしました。感情的には、キム・サンヒョンという人間になるために“孤独”という側面に深く入り込んだ、そんな時間だったと思います」と役作りを明かしている。 チョン・ヨビンが扮するコン夫人は実在の人物ではなく、当時の大韓義軍に実在した女性義兵たちの姿を集約し、再創造されたキャラクター。ウラジオストクの中国人通りで骨董品店を営み、アン・ジュングンからある依頼をされ、ともにハルビンを目指す。演じたチョン・ヨビンは2015年にデビューし、「少女」で新人賞を多数受賞。ドラマ「ヴィンチェンツォ」では主人公の相棒となる弁護士を演じてブレイクした。チョン・ヨビンは「“端麗で端正でありながら、その内面に素晴らしい力を秘めている人物であってほしい。冷たさと同時に熱く、芯のしっかりとした人”という監督からの話をもとに、コン夫人を理解し、役柄に近付こうと努めました」と述べている。 あわせて解禁となった本編映像では、アン・ジュングン率いる大韓義軍が調達した爆薬の運搬を進める中、その動きを察知した日本軍が阻止すべく迎え撃つ緊迫のシーンが描かれる。待ち伏せに気づいた大韓義軍は応戦を開始。コン夫人が馬車を引いて突破を図るが、森辰雄少佐の銃弾によって電車と衝突、大爆発を起こしてしまう場面だ。 パク・フン、ユ・ジェミョン、イ・ドンウク、チョン・ウソン、リリー・フランキーらもキャストに名を連ねる「ハルビン」は、7月4日に東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。 ©︎2024 CJ ENM Co., Ltd., HIVE MEDIA CORP ALL RIGHTS RESERVED

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする