いわゆる「地面師詐欺」の疑いで逮捕された指示役とみられる男が、「自身の取り分は1億円以上」と話していることが分かりました。 「地面師」グループの指示役とみられる福田裕容疑者(52)は去年、大阪市内の物件を所有する会社代表になりすまして不動産会社と売買契約を結び、およそ14億5000万円をだまし取った疑いなどがもたれています。 警察は福田容疑者の認否を明らかにしていませんが、福田容疑者が「自身の取り分は1億円以上」と話していることが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。 また、実行役とみられる粂陵平容疑者(24)ら男女2人も逮捕されていますが、粂容疑者は事件直後に海外に1カ月ほど滞在していたとみられ、福田容疑者から資金援助を受けていた疑いがあるということです。