78歳男性の“逆走ひき逃げ”事件受け国交省が路面標示や標識追加へ 金沢市の「山側環状」

5月10日、78歳の男性が金沢市の「山側環状」を軽乗用車で逆走して女子大学生に大けがをさせ、その場から走り去ったひき逃げ事件で、国土交通省金沢河川国道事務所はインターチェンジの出入り口で、路面標示の塗り直しなど対策に乗り出すことになりました。 5月10日夜、金沢市鈴見台1丁目の国道159号、通称「山側環状」で78歳の男性が運転する軽乗用車が逆走し、避けようとした女子大学生が運転する車がガードレールに衝突しました。女子大学生は背骨を折るなどの大けがをしました。 男性はその場から走り去ったとしてひき逃げの疑いで逮捕されましたが、その後、釈放され、在宅での捜査が続いています。 男性は事件現場からおよそ2キロ北の東長江ICから誤って進入したとみられています。関係者によりますと、金沢河川国道事務所は山側環状にある5つのICの出入り口で逆走防止の対策に乗り出すことになりました。 このうち東長江ICでは、薄れていた「進入禁止」の路面標示を塗り直すほか、交差点内に車を正しい入口まで誘導する区画線を新たに設けることにし、6月26日の夜に工事を実施する予定です。 このほかのインターチェンジでも進入禁止を示す道路標識の追加や、誤って出口から進入した場合に運転手が逆走を認識するための標識を設置することにしています。

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