元検事正は「無罪になる方法を熟知」元大阪地検検事が語る「性暴力事件」と検察組織の歪んだ正義

部下の女性検事に性暴力を加えたとして、大阪地検トップの検事正だった北川健太郎氏が準強制性交の疑いで逮捕されてから、この6月で1年が経つ。 北川氏は初公判で起訴内容を認めたが、その後、無罪主張に転じており、刑事責任の有無は今後の裁判で明らかにされる。 異様なのは、検察庁が社会的な説明を一切果たさないばかりか、被害者に公での発言をさせないよう警告するなど「二次加害」的な対応を続けていることだ。 法の番人であるはずの組織で一体何が起きているのか。 検事として34年間勤め、今年3月に大阪高検を最後に退職した田中嘉寿子(かずこ)さんに検察組織の問題についてインタビューした。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介)

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