機械メーカー「大川原化工機」の冤罪事件で、捜査の違法性を認めた判決が確定したことを受け、警視庁と東京地検は会社側に謝罪しました。 機械メーカー「大川原化工機」の社長らが逮捕・起訴された冤罪事件をめぐっては、東京高裁が5月、警視庁公安部と東京地検の捜査について違法性を認め、都と国に合わせて約1億6600万円の賠償を命じた判決が確定しています。 警視庁の鎌田徹郎副総監と東京地検の森博英公安部長は20日午後、横浜市の大川原化工機本社を訪れ、2020年に逮捕され、その後、起訴取り消しとなった大川原正明社長らに謝罪しました。 警視庁と東京地検はそれぞれ、再発防止に向けて捜査の問題点などを検証することを表明しています。 大川原化工機側は先週の記者会見で、透明性・公平性が担保された検証でなければ意味がないとして、第三者主導の検証チームを作るべきだと訴えています。