「ミシュランガイド」に掲載されたこともある日本料理店の代表らが、食中毒で営業停止処分中に弁当を販売したとして逮捕された事件で、弁当の箱詰め作業が知人の店で行われていたことがわかりました。 大阪府河内長野市にある「日本料理 喜一」の代表、北野博一容疑者(69)ら3人は、今年2月、食中毒で保健所から営業停止処分を受けていたにもかかわらず、ウイルスに汚染された仕出し弁当を調理し、販売した疑いがもたれています。 博一容疑者らは「ノロウイルスへの認識が甘かった」と容疑を認めていますが、その後の捜査関係者への取材で、自身の店で調理した料理を知人の店に持ち込んで、弁当の容器に詰めていたことが新たにわかりました。 警察は、違法な営業を隠すために、知人の店が弁当を調理して販売していたように見せかけた可能性があるとみて、詳しく調べています。