【中継】会社提案の取締役選任案が可決されたフジHD株主総会 4時間半の長丁場に参加した株主の声「再生・改革に評価」「煮え切らない議論」

中居正広氏をめぐる一連の対応などの問題を受けた、新たな経営体制をめぐるフジテレビの親会社の株主総会は25日午後に終了し、会社が提案する取締役選任案が可決・承認されました。 株主総会が行われていた東京・江東区の有明アリーナから木村拓也キャスターが中継でお伝えします。 株主総会は午前10時に始まり、4時間半の長丁場で3000人以上が会場に足を運びました。 今回、株主に様々な取材をしていましたが、今回初めて株主総会に来たという人も非常に多かったです。 具体的にどんな話があったのか、株主への取材をもとにまとめてみると、フジテレビの企業ガバナンスの問題や今後について、再生・改革についてが非常に多かったということです。 投資家目線でいうと、不動産事業をどうしていくのかというフジ・メディア・ホールディングスとしての経営の部分、つい先日社員が逮捕されたオンラインカジノについては社長の清水氏がおわびをする場面もあったそうです。 実業家の堀江貴文氏も質問したということで、堀江氏との協業についても質問が出たということです。 実際、株主はどのように感じたのか聞きました。 肯定派・50代: (Q. どうして今回初めて、フジテレビの株も3月に買われて来ようと思われたんですか?)話題だったので、1回どういう内容なのか見てみようと思いました。 20年以上株主・60代: きょうはものすごく紛糾するかと思ったが、比較的皆さん穏やかな感じで質疑応答されてた。 否定派・20代: 株主の質問の受け答えとか、個人的に納得できる感じではなく残念。(Q. 納得できなかったのはどういうところが?)一方的に質問して返って、それ以上質問ができず煮え切らない議論だなと。 肯定派・20代: 実際来てみたら期待以上で、これからコンプライアンスとか含めて時代にのって、放送局が生まれ変わる瞬間に立ち会えて非常に良かったです。 株主の受け止めはもちろん様々でしたが、やはり今回の注目のポイントとしては、取締役の選任がどうなるのかというところでした。 6つ議案がある中で、1つはダルトン側のものでしたが、取締役の選任はダルトン側が否決され、フジ・メディア・ホールディングス側が承認・可決されました。 取締役・監査も含むところで11人、フジテレビ側が出したものとなりました。 これに関しての受け止めも聞きましたが、「ダルトン側の意見が可決されると思っていたのでビックリしました」「フジテレビの再生・改革に対して一定程度評価をしていますので、これは妥当である」といった声がありました。 ――総会では様々他にも質問があったようですが、取締役の選任以外については株主の皆さんからどんな声を聞きましたか? 取締役の選任以外のところでいいますと、特にメディア・テレビ事業がこのあとどうなっていくのかということに関心が高かったように取材をしていて思いました。社長の清水氏はこれからコンテンツ作りにより注力していくと話していましたし、取材の中でプラットフォームという話題も出てきましたが、テレビ・コンテンツを作っていく会社がどうなっていくのか、このあたりが非常に注目なのかなと思いました。

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