名古屋の男2人が女性の恋愛感情を利用し、複数の女性から計約1億6000万円をだまし取ったとされる結婚詐欺事件で25日、裁判が開かれました。被害女性の1人が現在の心境について語りました。 「一緒になろうとか、結婚して幸せになろうとか。この人と結婚できるっていう気持ちで信じ切っていました」(被害者の女性) 詐欺の罪に問われているのは、いずれも名古屋市東区の無職、「黒瀬舟」こと江尻舟一被告(51)と「吉野ゆうき」こと武田佑氣被告(33)です。 起訴状などによりますと、2人は女性が江尻被告に好意を持っていることを利用して結婚を約束し、「下請け業者に支払う工事代金が必要」などとうそを言って、女性6人から計約1億6000万円をだまし取った罪に問われています。 これまでの裁判で、2人は起訴内容を認めています。