勤務するグループホーム入居者の女性に性的暴行を加えようとしたなどとして、警視庁捜査1課は29日、東京都台東区西浅草2の介護士、鳥居高広容疑者(50)を不同意性交等未遂と性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで逮捕したと発表した。 逮捕容疑は5月10日~6月11日の間、台東区のグループホームのトイレで、施設に入居している70代女性に性的暴行をしようとし、その様子をスマートフォンで撮影したとしている。「わいせつな行為はしたが、性交しようとはしていない」と容疑を一部否認しているという。撮影については認め、「ストレス解消のために性的な嫌がらせをしてしまった」と供述しているという。 警視庁によると、女性は認知症で介護が必要な状態で、鳥居容疑者が担当していた。別事案の捜査の過程で確認した鳥居容疑者のスマホから、女性への性的暴行の様子を撮影した動画が20点見つかった。鳥居容疑者は2014年からこの施設で勤務し、発覚後に辞めているという。【菅健吾】