無許可の接待営業に対する罰金を大幅に引き上げるなどした改正風営法がおととい施行され、警視庁が東京都内のガールズバーを一斉摘発しました。 摘発されたのはガールズバー7店舗で、東京・町田市の「BAR Qualia」の責任者・村山晴樹容疑者(32)や別の店の経営者ら12人が風俗営業の許可を得ずに女性従業員に男性客を接待営業させた疑いで逮捕されました。 JNNが取材した摘発前の店内では、女性従業員がカウンター越しに接客していました。 女性従業員 「町田で一番最初のガールズバーらしいですよ。基本、マンツーでつくんですよ」 取り調べに対し村山容疑者は、「カウンター越しだったらキャストの女の子がお客さんと継続的に談笑したり、一緒にゲームしてもいいと思った」と容疑を認めているということです。 店は今年4月に行政指導を受けてからも無許可営業を続け、おととし5月からのおよそ2年で1億5000万円ほどを売り上げていたとみられています。 改正風営法は、無許可営業をした経営者など個人への罰則が2年以下の懲役から5年以下の拘禁刑などに、店への罰金額の上限は200万円から3億円に引き上げられています。