ワシントン条約で規制のニシクイガメ輸入未遂 容疑で男逮捕 航空機内持ち込み荷物に隠す

ワシントン条約で取引が規制されているニシクイガメを密輸入しようとしたとして、大阪府警生活環境課が、関税法違反(無許可輸入未遂)の疑いで、住居不定の無職男(21)を逮捕していたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。逮捕は6月10日付。 捜査関係者によると、男は昨年11月、許可を受けずに、ニシクイガメなど数匹を日本国内に持ち込もうとした疑いがもたれている。調べに対し、「許可が必要との認識がなかった」との趣旨の供述をし、容疑を一部否認しているという。 男は東南アジアから関西国際空港行きの航空機内に持ち込んだ荷物にニシクイガメを隠していたという。税関職員が発見し、府警が捜査を進めていた。 ニシクイガメは東南アジアを中心に生息しているが、ワシントン条約の規定に基づいて国際取引には輸出国の許可書が必要となる。

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