木くず、作業道のぬかるみに投棄 福島・磐梯の太陽光発電所工事 業者の男送検

福島県磐梯町の太陽光発電所に造成工事で発生した木くずが敷地内に放置された不法投棄事件で、木くずは作業道のぬかるみのある場所に捨てられていたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、不法投棄された木くずは枝や根の部分を砕いたものだった。環境省によると、事業活動で発生した木くずは産業廃棄物として処分するほか、リサイクル処理をして再利用するなど、取り扱い方が定められている。県は木くずが捨てられているという情報提供を受けて調査した結果、この木くずを産業廃棄物と判断し、適正な処理がなされていないとして県警に情報提供した。 発電所を運営する東京都の事業者は福島民友新聞社の取材に「現場を管理監督する立場であり、今回の件は遺憾で大変申し訳ない。(不法投棄された木くずについては)県と連絡を取り、必要な部分の是正を図っていく」とした。 猪苗代署は3日、廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで逮捕した青森県七戸町、建設業「小又建設」取締役の男(65)を送検した。

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