桐生市役所建て替え工事巡る入札妨害事件 森山副市長が退職 群馬・桐生市

県議ら4人が逮捕された桐生市役所の建て替え工事を巡る入札妨害事件で、市は、森山享大副市長が4日退職願を提出し、受理したと発表しました。 市役所新庁舎の建て替え工事をめぐっては、特定の業者が有利になるよう入札公告案を不正に修正させたとして、先月、県議の相沢崇文容疑者ら4人が逮捕されました。 森山副市長は、建て替え工事の入札価格や技術評価点などを審査する指名選考委員会の委員長を務めていました。市によりますと、森山副市長は先月19日から出勤しておらず警察による任意のヒアリングに応じていたということです。 退職にあたっては、4日朝、森山副市長が市役所を訪れ、荒木市長に直接退職願を手渡したということです。 荒木市長は、自身にも任命責任があるとして「捜査の進展を見守りながら自身の進退について判断したい」との考えを示し、警察の捜査については「全面的に協力し、早期解明に努めたい」と話しています。 森山副市長は、2007年から市議を3期務め、市議会の議長などを歴任。2019年9月から副市長を務めていました。 この事件を巡っては、市の職員も複数名、警察の捜査に協力しているということです。

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