無許可で客を車に乗せ金を受け取る「白タク行為」を働いていた中国人の夫婦が逮捕されました。 道路運送法違反の疑いで逮捕されたのは、青森市原別2丁目で中国籍のワン・チュンヤン容疑者45歳とリュウ・エラ容疑者49歳です。 2人は共謀し、ことし4月3日青森市内から外国人観光客を自家用車にのせて6万1,000円の金を受け取る「白タク行為」を働いていた疑いです。 事件はことし4月3日、八甲田周辺の駐車場で警戒中の警察官が、ワン容疑者が運転する7人乗りの車に、香港の外国人観光客4人が乗り降りする様子などを目撃し発覚しました。 警察によりますと、車はリュウ容疑者の名義でワン容疑者が運転していて、この日は青森市内のホテルから十和田市内を経由し、7時間以上100キロほどを運転していたということです。 また外国人観光客たちは県外の旅行会社を通して白タクを予約していて、事前に代金6万1,000円を支払ったとみられています。 警察は共犯事件として2人の認否を明らかにしていません。 外国人被疑者による白タクの摘発は県内初で、警察が動機や余罪の有無を調べています。