自分が所有するスポーツカーのマフラーを違法に改造したとして、静岡市に住む25歳の男が逮捕されました。車が出す爆音に住民などから苦情や通報が相次いでいました。 伊藤渚紗記者 午前10時半前です。いま被疑者とみられる男が捜査員に連れられ出てきました。これから車の中で話を聞く模様です 逮捕されたのは葵区上新富町に住む会社員の男(25)で、2025年1月から6月までの間に車の排気管を保安基準に合わない違法なものに改造した疑いが持たれています。 伊藤渚紗 記者: こちらが被疑者が運転していた車です。耳が痛くなるような衝撃的な音です 警察によりますと、男は住宅街やこども園の前でも騒音を立て走行していて、苦情や通報が相次いで寄せられていたということです。 目撃者: 私の横を通る時もかなりの音量。音が凄いので私の車の窓ガラスが震える、振動する状況でかなり危険 目撃者: マフラーを改造しているのかなと素人でも改造しているのがわかるかなという音だった 警察は提供された付近の防犯カメラや周囲の車のドライブレコーダーを解析するなど捜査を進め、男を特定しました。 そして、二度にわたり警告をしましたがマフラーを直すことはなく、7月9日に男を逮捕しました。 調べに対し、違法な改造を認めているということです。 男の車の場合、道路運送車両法で騒音の基準値は96デシベル以下と定められていますが、警察の要請で運輸局が調べたところ110.5デシベルと大幅に上回っていました。 男は1月末に車検を通したあと改造したと見られ、警察はどこで作業したのか動機や経緯を詳しく調べる方針です。