70代男性に対して、息子や弁護士をかたり電話をかけ、「税金と追徴課税を支払う必要がある」などといい、現金2300万円などをだまし取った疑いで、22歳の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、横浜市保土ヶ谷区に住む無職の男(22)です。 警察によりますと、男は何者かと共謀のうえ、共犯者が今年5月下旬から6月8日までの間、共犯者が新潟県内に住む70代男性に息子や弁護士をかたって電話を掛けました。 そして、「仮想通貨取引の税金の未払いで口座を止められた。解除するには税金と追徴課税を支払う必要がある」などと現金を至急必要としているなどとして、男性に2回にわたって現金あわせて2300万円などを宅配便で神奈川県内に送らせてだまし取った疑いが持たれています。また、税金の支払い手続き費用などとして、2回にわたり合計4万円分の電子マネーをだまし取った疑いも持たれています。 男は今年6月18日に、同様の手口で70代男性から現金を騙し取ろうと、神奈川県内に現金を送らせようとした疑いで現行犯逮捕されていました。 警察は、男の認否について共犯事件でありコメントを差し控えるとしています。 同様の手口で現金を騙し取られる被害が、県内でも相次いでいます。 警察は、「『現金を宅配便で送れ』は詐欺なので、警察に相談してほしい」と呼び掛けています。