大阪・関西万博会場内のオフィシャルストアでグッズ73点を万引したとして窃盗容疑で逮捕された男子大学生2人が、ほかにも公式キャラクター「ミャクミャク」の人気グッズなどを万引した疑いが強まったとして、大阪府警が近く窃盗容疑で2人を再逮捕する方針を固めたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、新たに浮上した被害品の中には、本来は赤色と青色のミャクミャクが、黒一色でデザインされた通称「黒ミャクミャク」のグッズが複数含まれているという。 2人が当初の窃盗容疑について「転売目的だった」と動機を供述していることも判明。黒ミャクミャクのグッズは公式ストアで購入数の制限が設けられるほど人気が高く、フリーマーケットアプリなどでは定価よりも高額で出品されている。府警は、大きな利益が見込まれる人気グッズを狙った可能性があるとみて、転売の裏付けなどを進める。 2人は、東京都北区の平原雄大容疑者(20)と東京都板橋区の木村彩人容疑者(22)。両容疑者は6月26日に会場内のオフィシャルストアで、ぬいぐるみやキーホルダーなど73点を盗んだとして、翌27日に逮捕されていた。