オンラインカジノ(オンカジ)で得た違法な資金であることを隠して、東京・晴海のタワーマンションの一室の購入資金に充てたとして、神奈川県警は17日、会社役員倉田善徳容疑者(42)=東京都中央区晴海3丁目=と、同容疑者の会社の社員、黒木芳史容疑者(52)=東京都文京区湯島3丁目=を、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の容疑で再逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。 組織犯罪対策総務課によると、2人は共謀して2022年7月ごろ、東京都中央区晴海3丁目のタワーマンションを約9811万円で購入する際、実際はオンカジの客らから得た収益の一部なのに、実態のないペーパー会社から倉田容疑者への貸付金だとするうその内容の書類を作成し、犯罪で得た収益であることを隠した疑いがある。 購入したのは、51階建てのタワマンの40階以上の高層階にある部屋で、代金を即金で支払っていたという。(奥田薫子)