大阪府東大阪市の山中などで国土交通省の男性職員の切断された遺体が見つかった事件で、強盗殺人や死体遺棄などの疑いで再逮捕された男について、18日、大阪地検が起訴したことが分かりました。 起訴されたのは無職の大木滉斗被告(28)です。 大木被告は2024年12月、大阪市中央区で同じマンションに住む国交省航空保安大学校の会計課長、神岡孝充さん(当時52)の遺体を遺棄したとして逮捕され、その後、神岡さんの首を絞めて殺害し、現金やキャッシュカードなどを奪った疑いで再逮捕されていました。 大木被告は当初、警察の調べに対し、「金が欲しいという理由で神岡さんの首を絞めて殺した。殺して服を脱がせたあと、神岡さんを解体した」「自宅の玄関から出てきた神岡さんを襲った」などと供述していましたが、強盗殺人の疑いで逮捕された際は、「黙秘します。黙秘する理由も黙秘します」と話していました。 2人は面識はなかったとみられていますが、大阪地検は、犯行当時の精神状態を調べるため、3月から約4か月間にわたって鑑定留置を行っていました。 鑑定の結果、刑事責任能力を問えると判断したとみられます。