北海道小清水町にある神社で、さい銭を盗もうとしたとして、自称61歳の男が逮捕されました。 男は、自分で細工した棒を使って、金を取ろうとしていたということです。 窃盗未遂の疑いで逮捕されたのは、自称・山梨県の無職の自称61歳の男です。 この男は、23日午前0時すぎ、小清水町の小清水神社に設置されたさい銭箱から、現金を盗もうとした疑いが持たれています。 警察によりますと、男は、先端に粘着テープをつけて棒を使い、さい銭箱の中の金を取り出そうとしていたということです。 神社の宮司が、スマートフォンの防犯カメラのアプリに届いた通知に気づき、様子を見に行ったところ、現場から男が逃走。 すぐに「さい銭箱を物色している者がいる」と110番通報しました。 23日午後11時半ごろ、パトロール中の警察官が、斜里町内の道の駅のベンチで寝ていた男を発見。 服装などが一致したため、任意同行を求めたところ、事件への関与が認められたことから、男を逮捕しました。 無職の自称61歳の男は、警察の取り調べに対し「お金がなかった。盗もうとしたことに間違いありません」と容疑を認めているということです。 警察によりますと、男は北海道内に滞在してしばらく経っているとみられていますが、身元や生活の実態は不明だということです。