うその電話をきっかけに、高齢者から現金をだまし取ろうとしたとして、男子高校生2人が愛知県警にそれぞれ逮捕されました。 警察によりますと、兵庫県姫路市の16歳の男子高校生は、7月31日、愛知県犬山市に住む75歳の男性から現金300万円をだまし取ろうとした詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕されました。 男子高校生はいわゆる特殊詐欺の「受け子」とみられ、男性から現金を受け取るために名古屋市内の路上に来たところ、事前の通報を受けて警戒中だった警察官に逮捕されました。 警察の調べに対し、「指示役から荷物を受け取りに行くように言われた」と現金をだまし取ろうとしたことについては否認していますが、「高校の夏休み中にまとまったお金がほしかった」などと話しているということです。 また、7月31日には名古屋市守山区の84歳の女性から現金200万円をだまし取ろうとした詐欺未遂の疑いで、名古屋市緑区の16歳の男子高校生が逮捕されました。 息子をかたるうその電話がきっかけでしたが、その後女性が本物の息子に確認して詐欺と気づき、警察に110番通報をしている最中に、「受け子」とみられる男が女性の自宅を訪ねてきたということです。男は現場を離れましたが、付近を警戒していた警察が、男子高校生を見つけ、その後逮捕しました。 調べに対し「間違いありません。お金が欲しくてやりました」と容疑を認めているということです。