2024年11月、タクシー利用客の28歳女性を福岡市東区で降ろした後、女性のTシャツの裾を腹までまくり上げたり、首をさわったりしたとして53歳のタクシー運転手の男が逮捕されました。 男は「女性の上衣の裾をまくり上げたりしていないし、首を触ったりしていません」などと話し、容疑を否認しています。 福岡県の迷惑防止条例(卑わいな行為等の禁止)違反の疑いで逮捕されたのは、須恵町に住む53歳のタクシー運転手の男です。 タクシー運転手の男は2024年11月11日午後1時5分ごろから約10分の間、福岡市東区の路上などで28歳の女性のTシャツの裾を腹までまくり上げ、首をなでるように2回触った疑いが持たれています。 事件当日に28歳の女性の母親が110番通報して事件が発覚。 警察が防犯カメラやドライブレコーダーの映像を調べるなどの捜査を進めた結果、タクシー運転手の男が関与した疑いが浮上したということです。 警察によりますと、28歳の女性は、福岡県粕屋町内でタクシーに乗車。 運転手の男は乗車時に運賃メーターを回しておらず、目的地の福岡市東区に到着した後、「4000円にまけてあげるから、代わりにお茶につきあってよ」と女性に提案しました。 女性が提案を断って4000円を支払い、タクシーを降りると、運転手の男もタクシーを降りて女性につきまとい、犯行に及んだということです。 取り調べに対し、53歳のタクシー運転手の男は「女性の上衣の裾をまくり上げたりしていないし、首を触ったりしていません」などと話し、容疑を否認しています。 運転手の男は事件の翌日に当時勤めていたタクシー会社を退職し、現在は別のタクシー会社で働いているということです。