台湾の検察当局が8月5日、半導体受託製造の世界最大手・TSMCが持つ自国の核心的技術を不正に取得したとして、同社の社員3人を逮捕したことを発表した。 この事件をめぐり複数の台湾メディアが、半導体製造装置大手の東京エレクトロンが捜査を受けていると報じている。 台湾高等検察署の発表によると、問題はTSMCの内部調査で明らかになった。同署はTSMCからの告訴を受けて7月下旬、関与した複数の従業員(元従業員を含む)の逮捕と自宅の捜索を行い、その結果、3人を国家安全法違反で摘発した。3人は現在拘留され、接見禁止となっている。