広島・平和記念式典に過去最多120の国と地域が参列 被爆者は首相に核兵器禁止条約への参加を求める

被爆80年の節目を迎え広島は平和への決意を新たにしています。式典には、過去最多の国と地域が参列し、犠牲者を悼みました。 祈りの一日は、夜明け前から始まっていました。 ■94歳の被爆者 「7人家族で6人亡くなりまして、私一人が残りました。悲しくて悔しくてしゃべれないんです」 ■男の子 「広島がもう戦争のない街にしてほしいです」 ■黙祷 ことしの平和記念式典には、過去最多となる120の国と地域の代表が参列し、全体の参列者数は、およそ5万5000人となりました。 総理大臣として初めて式典に出席した石破総理は、原爆資料館を視察。 その後、被爆者の代表らと面会しました。 ■広島県被団協 箕牧智之 理事長 「日本は80年間戦争をしていません。今後もしないことを国民に約束していただきたい」 被爆者は核兵器禁止条約への参加を求めましたが、政府側は核保有国を交えた協議が必要などと述べるにとどまりました。 ■デモ 「暴力的弾圧を許さないぞ」 一方、式典の警備をめぐっては、警備員に暴行したとして男2人が逮捕されました。 (2025年8月6日放送)

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